長年吃音に悩まされたイギリスの国王ジョージ6世と、その治療にあたったオーストラリア出身の言語療法士ライオネル・ローグの友情物語。
先日ご逝去されたエリザベス2世女王のお父さんの話で、史実をベースに描かれています。
兄が国王を継ぐと思っていたのにアメリカ人女性を選んで退位してしまうし(いつか見たような光景が・・・)、第二次世界大戦に向かうややこしいヨーロッパの状況下でヒトラー率いるドイツとの戦いを目前だし、王族ひいてはイギリス国民を守らないといけないし、と本当に心労が重なる状態だったはず。
そんな状況の中で言語療法士ローグは、オーストラリア人の気さくすぎるおっちゃんだったというのもあって、最初は衝突もありながらも、国王の懸命のトレーニングを通して心通わせるようになり、やがてスピーチを成功に導く。
映画のクライマックスで、マイクに誠心誠意訴えかけるジョージ6世の言葉は、一言一言が丁寧でゆっくりだけど国民に響くんです。
吃音に悩まされていた国王ジョージ6世を見事に演じたコリン・フォースの名演にも拍手です。
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