ご存知「アナ雪」を地上波でやっていたので、初めて日本語吹替版で鑑賞しました。(中国語字幕版は以前に鑑賞済。)
触れたものを凍らせる魔法の力を制御できなくなって苦しむアレンデール王国の王女エルサを、妹のアナが様々な困難を乗り越え救うという話。
日本でも大ヒットした作品だったとのことなので、今一度物語の構成も考えながら鑑賞したのですが、姉の王女エルサって結局最終的には救われてないですよね。
("Let It Go"を歌い上げた後のエリサの表情、魔女っぽくて素敵!)
凍らせてしまう魔法の力を制御しながらも、魔女のままで終わる。
「無償の愛を持った王子様のキスで目覚める」という、ディズニー文法を封印してしまったからでしょうか、ちょっと複雑な展開になっています。
岩の妖精トロールの長老は、わざわざ愛する人のキスで救うの話で暗示しているのに、アナもエルサも「キス」では救われない。
もっと言えば、この作品に出てくる男性は、結局どの女性も救っていない。
クリストフは懸命に吹雪の中アナの元へ向かうが、アナは身を呈して姉のエルサを救うことで、自らも救われるし・・・。
女性だけで世界が動いているなかなか不思議な物語。
こういう女性が求められているんだろうな。今という時代は・・・。
アニメ映画の演出としては、すごいなぁと感心する場面が多々ありました。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓