「ゼフィルス」という名の美女集団が「文明」への復讐の為、見た目が完璧に変われる人工皮膚と無限に採掘した金を市中にばら撒き世の中の混乱させようとするが、酒さえあれば何もいらない関五本松と出会うことにより、ゼフィルス団の一人ミルダが五本松に恋心を持ち計画が狂っていく・・・というストーリーです。
手塚先生は、どうやら読切短編を書きたかったようなのですが、雑誌編集部は長編を依頼した為、エピソード毎に微妙に繋がらない箇所が多々ありました。
だけどそこは天才手塚治虫先生です。結果的に、広がりの大きな壮大な物語にまとめ上げています。
人工皮膚というマスクを被ると人間に欲望が抑えられなくなり、無尽蔵にある金をばら撒けば「貨幣経済」が崩壊する発想が面白かったです。
物々交換を基本とする世界に変わった後、果たして、五本松の息子である六本松がとった行動とは?
古い価値観の破壊、時代が変わるということはこういう事なのかも知れません。
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