人間の負の感情から生まれる化け物を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたいわゆるバトルもの。
人気の理由は、(かっこいい)バトルの内容もありますが、登場人物たちの死生観=生への執着感が背景にあるのかなぁと思います。
自分の意思とは関係ない理由で、人は死ぬ。災害があれば、あっという間に人は死ぬ。
化け物たちは、自然への脅威、畏怖を表現しているように思えました。
呪術師たちは、全く勧善懲悪なヒーローではありません。
それだけに、登場人物たちのセリフの中に、生への執着がにじみ出ているのです。(以下、引用します。)
「知ってた?人ってマジで死ぬんだよ だったらせめて自分が知ってる人くらいは正しく死んでほしいって思うんだ」(虎杖悠仁)
「でも死なせたくありません 私情です なんとかしてください」(伏黒恵)
「自分が死ぬ時のことはわからんけど生き様で後悔はしたくない」(虎杖悠仁)
「オマエを助けた理由に論理的な思考を持ち合わせてはいない 危険だとしてもオマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった それなりに迷いはしたが 結局は我儘な感情論 でもそれでいいんだ 俺は正義の味方ヒーローじゃない 呪術師なんだ」(伏黒恵)
「若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ 何人なんびとたりとね」(五条悟)
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