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【読書】「悪のいきもの図鑑」竹内久美子:著、もじゃクッキー:イラスト

悪のいきもの図鑑

少し変わった(?)生態をしている「いきもの」を紹介している図鑑です。これは面白かったです。

 

いろんな「いきもの」が自分の遺伝子を残そうと様々な戦略で、過酷な世界を生き抜いていることが分かります。

 

というか、こんなのあり?という生態ばかりで、びっくり仰天の連続でした。

 

むしろオスとメスが同じような生き方をしようとする人間(ホモ・サピエンス)こそが、最も変な「いきもの」なのかも知れません。

 

目次だけでも面白そうなトピックがたくさんあるので、抜粋しておきます。興味がある方は一度ご覧ください。

 

目次の抜粋

 

第1章 実はキビしい! 社会の掟

・気に食わない他人の豪邸を壊す―マダラニワシドリ

・巨大な家の工事をさぼるとお仕置きする―シャカイハタオリ

・うんことおしっこで部下に命令し、変なポーズまでとらせる―ハダカデバネズミ

 

第2章 おかしな性行動

・エサを見せびらかし、交尾を迫る―サンショウクイ

・「睾丸」をちぎり、メスをナンパする―ヒメグモ

・ジャンケン戦略でメスを奪い合う―三色のトカゲ

 

第3章 悪魔の卵・生存競争

・生まれつき、他の卵を落とすためのくぼみを背中に持つ―カッコウのヒナ

・だまされてどんな卵も育ててしまう―ムシクイ

 

第4章 恐怖の操りと寄生

・ゴキブリを毒でゾンビ化させる―エメラルドゴキブリバチ

生殖器以外はメスの体のなかに消える―ビワアンコウ

・感染すると愚かになるウイルスーATCV-1

 

個人的には、ゴキブリを毒でゾンビ化させるエメラルドゴキブリバチが気に入りました。見た目は非常に美しいハチなのに、かなり怖い生存戦略です。

 

悪のいきもの図鑑

悪のいきもの図鑑

  • 作者:竹内久美子
  • 発売日: 2020/03/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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