ロシア人探検家のアルセーニエフ(キャプテン)は、政府の命を受け探検隊を率いて、極東のシホテ・アリン地方の地図製作に向かう。
先住民(モンゴル系?)の猟師デルス・ウザーラがガイドとして同行し、シベリアの過酷な自然から幾度となく探検隊を救い、キャプテンとデルスは次第に固い絆で結ばれていくのだが・・・というストーリー。
1975年公開のソ連の映画で、監督は黒澤明がしている作品です。
先住民のデルスと、ロシア人探検隊のキャプテンの交流物語なのですが、後半年老いたデルスが都会で住むようになって、やはり森に戻りたいとなり、結果不幸を招いてしまうという話です。
文明・価値観の衝突、過酷な世界で育まれる友情、近代化に伴い失われていく先住民の生活、いろいろなことをデルスの一生を通じて描いてる内容でした。
きっと予算や言語的な問題など多くの制約があったと思うのですが、普遍的なテーマを深掘りして一つの作品にする黒澤監督は流石です。
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