ナイフ会社の営業ギル(ロバート・デ・ニーロ)は、地元球団サンフランシスコ・ジャイアンツの大ファンで、中でも打者のボビー・レイバーンを熱狂的に支持していた。
そんなボビーだがスランプに陥り成績は今ひとつ。
自身の失業などから失意に陥ったギルは、ボビーがスランプなのはライバル打者であるプリモの存在だと思いプリモを刺殺する。
やがてスランプから脱したボビーだったが、偶然を装って知り合ったギルに「(スランプから脱したのは)ファンのおかげでない」と軽はずみを言ってしまい、ギルは激怒する。
ギルはボビーの息子を誘拐し、ボビーに「俺のためにホームランを打て。でなければ息子は殺す。」と脅迫するが・・・・と言うストーリー。
熱狂的で偏っているファンが、お気に入り選手のライバルを殺し、次はそのお気に入り選手の息子を誘拐して、ストーカーになるというサスペンス・スリラーです。
ボビーのファンなのに、溺れているボビーの息子を助けても、ボビーのファンでない振りをして嘘をつくギル。
そのねじ曲がり方が、恐怖を増大していました。
ストーカー心理を不気味に演じているロバート・デ・ニーロの怪演は良かったですが、結構救いようの無い「怖い」作品でした。
ストーリー的には、良い感じに仕上がってましたが、後味の悪さが優っていて、★2つにしています。
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