とあることで死刑囚のマシューと知り合うこととなった尼僧のヘレンは、彼のカウンセラーとなり死刑執行を回避しようと手を打つが、その訴えは認められずマシューの死刑は執行される。
死刑執行の直前のマシューの言葉は、遺族への謝罪だった・・・というストーリー。
現在はどうなのか知りませんが、アメリカでは死刑執行の様子を遺族でも見学できるんですね。(これは知りませんでした。)
この作品のメインテーマは、「死刑制度の是非」についてですが、残された遺族の苦しみ・悲しみと死刑囚自身の赦し、そして死刑囚の家族の苦しみについても描かれていて、どれが「正解」なのか?考えさせられる内容となっています。
犯罪を犯した者が過ちを認め謝罪することが、まず最低限、刑が執行されるまでに必要なことなのでしょう。
そういう意味では、過ちを認めない者は死刑を執行せず、何度でも反省させないといけないのか、それともそういう者はどんなことがあっても反省はしないのか?
色々と考えさせられる重い作品でした。
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