頸髄損傷で首から下の体が動かせない大富豪(フィリップ)と、彼の介護人となった貧困層出身の黒人移民男性(ドリス)との交流を描いた内容。
ぶっきらぼうだけど率直すぎるドリスは、フィリップを障害を持つ哀れな人間ではなく一人の人間として扱い、互いに友情が芽生えてくるというストーリーです。
実話がベースになっていて、このドリスがなかなか良い奴でして、「人間らしく生きる」ってどういう事なんだろう?と考えさせられる内容でした。
ただ残念だったのは、各々のエピソードの詰めが若干甘いというか、繋がっていない感じだった所。
その最たるシーンは、一番最後にフィリップとドリス本人が出てくるのですが、ドリス本人がアフリカ系黒人ではない点でした。
移民だという点は変更していないようなのですが、映画本編とのギャップが(アフリカ系の方の独特の人懐っこい感じが本編ではあったので)激しすぎて、びっくりしました。
扱っているテーマ、話自体は良かったです。映画全体としての仕上がりという点から見て、★3つにしております。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓