英国軍にさらわれた村の少女マッリを奪還するためにデリーへきた仲間とビーム、一方、秘めた大義を胸に仕舞い、英国政府の警察として従順に働くラーマは、少女マッリを狙っている一味を捕まえようと取り締まりを強化していた矢先、ある列車事故をきっかけに、ひょんなことからビームとラーマは親友になるのだが・・・というストーリーです。
3時間ほどある作品で長い!のですが、体感的には、あっという間でした。
ハリウッドなら3本に分けて(?)金儲けするのでしょうが、そこはボリウッド作品、惜しみもなく全開で楽しませてくれます。
インドの独立運動とか、インドの神話とか、色々要素が盛り込まれているのですが、それらの背景を知らなくても、ビジュアル的に理解出来るのが、この作品の素晴らしい所です。
手段は違えど、結果的に目的は同じだったことに気づくビームとラーマの男の友情物語、最近の日本では何か忘れかけているような感覚です。
「お礼に君の願いを叶えさせて欲しい」というラーマに、ビームが「読み書きを教えて欲しい」と答えるシーンで、涙腺崩壊しました。
不条理な迫害をするイギリスには断固として立ち向かうのだけど、愛ある言葉で接するのであれば友人になり得るということをこの一言で伝えているのだと思います。
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