ベトナム帰還兵であるロン・コーヴィックの自伝的小説をを映画化した作品。
トム・クルーズが主役を演じていますが、トム史上一番”苦しい”役柄だと思います。
国に貢献したいという思いで海兵隊に入隊しベトナムに従軍したロンだったが、ベトコンの奇襲を受け、仲間を誤射し死なせてしまう。
その後、自身も被弾し下半身不随となるが、帰国後、彼を待っていたのは「反戦運動」だったというストーリーです。
なかなかヘビーな内容。ベトナム戦争って、誰が得したの?と、素朴な疑問が湧き上がってきました。
自暴自棄で自堕落な生活を送っていた主人公のロンは、やがて誤射して殺害してしまった仲間の家族へ謝罪し、反戦運動へ参加し、人々の前で真実を語るという感じで終わるのですが、めちゃくちゃ後味の悪い感想でした。
「国のために」と戦ったけど、全然「国のために」なっていないどころか、自分の体と人生も損傷してしまう。
他国のバカな歴史と捉えずに、そこから何が学べるか考えさせられる反戦映画でした。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓