古来、日本人が木から学び、脈々と受け継いできた様々な教訓・教えを記した内容です。
法隆寺の宮大工の棟梁が代々受け継いできた口伝を公開し、それのいくつかを紹介しています。
どれも、なるほどと勉強になるものばかりでした。
例えば「堂塔の建立には木を買わず山を買え」という口伝があるのですが、それは山のそれぞれの部分に立っている木の特性を活かし、堂塔の部位に選んで使うという事です。
現在の技術ではいかに安く・早く作る事、目先の利益ばかりにとらわれている感じがします。
古来の日本人は、建物を作るにも、木を植え育てる所から入っているので、いかに素材を活かし、無駄にならない工法が編み出されている。
木の癖を生かす、個性を生かす、生かす場所をさがす、これが生まれてきたものを大事にする考え方とのこと。
木を生かす考え方というのは、そのまま人を生かすという考え方に直結するのではないでしょうか?
我々日本人が忘れてはならない教えだと思います。
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