フォトグラフ雑誌『LIFE』で、ネガフィルムの管理者として働く主人公のウォルターは地味で冴えない男で、しかも極度の妄想癖を持っている。
同僚のシェリルに声をかける勇気もなく、彼女が婚活サイトに登録していることを知れば、自分も登録してみるものの何のアクションも取ることも出来ずにいた。
そんな折、事業再編の元「LIFE」誌が廃刊になることを知らされるが、最終号の表紙のフィルムが欠けていることに気づき、撮影した写真家を探しにグリーンランドに飛び立つが・・・というストーリーです。
それまで妄想の中で生きていた冴えない男が、必要に迫られて一歩踏み出したら、それが大冒険になり彼の心も変えて行くことになるという筋書きで、シナリオが研ぎ澄まされていて良かったです。
ロケ地だったグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤと大冒険に相応しい場所は、それぞれに美しい。
フォトグラフ雑誌「LIFE」を取り扱った作品なので、全般的に映像が非常に綺麗でした。
リストラ、デジタル化という時代の波には抗えないのだけど、一歩踏み出す勇気を持ち「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」という精神を忘れない素晴らしさが伝わってくる作品でした。
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