日本人の祖先がアッシリア人に追放されたイスラエルの失われた十支族の一つとする「日ユ同祖論」をベースに、殺害された籠神社の宮司の息子賢司と友人たちが、父の残したメッセージに導かれ、「アマテラス」の謎、天皇家の謎に導かれていくというミステリーです。
イスラエルを追われたユダヤ人が日本にたどり着いたという話は聞いたことがありましたが、これだけの共通点があるとは知りませんでしたし、正直驚きの連続でした。
日本の神話との関係、神々との関係、天皇家との関係、色々思い巡らせると脳天がぐるぐるして楽しかった。
小説としては、説明を詰め込み過ぎていて、「外国人なのに、めちゃくちゃ日本の歴史に詳しいやんけ!」という感じで、途中からちょっと着いていけませんでしたが、なかなか凝ったミステリーでした。
神社で祀られている御祭神の名前が、同じ神様なのに違う表記がたくさんあるのも、この作品の説明で納得できました。
伊勢神宮の内宮の御祭神が、●●●●だったとは、面白い推察ですね。(最大のタブーなので伏字にしておきます。)
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