昨日5月15日は沖縄県が日本に復帰して50周年の記念日でした。おめでとうございます!
こんなにおめでたい日なのに、なぜ国民の祝日じゃないんだ?
「海の日」とか「山の日」とか作るんだったら、「沖縄復帰記念日」を作るべきでしょう。(と、定番の祝日ぼやきネタです。)
地上波はほとんど見てないんですが、おそらく「米軍基地」のこととかを取り扱っているんでしょうね。
多分、賛成●%:反対●%とかアンケート取っているのでは?
これまで発生した米軍の事件を取り上げて、「こんなにも沖縄県民は虐げられているんだ。なぜ沖縄県だけこんな目に合うんだ」みたいな感じかな。
そして、この沖縄復帰記念日が過ぎると、マスコミでは「沖縄の問題」について全く取り扱わなくなって、「はい。また問題先送りで終わり。」となるのでしょう。
私も、「本当は平和で基地なんか無いのが良いけど、現状をみると地政学的に沖縄は要になるので、どうしても基地が必要なのでは?」と、ずっと思っていました。
しかし、この考え方こそが、「現実的な平和」を遠ざける考え方なのではと、最近考え始めています。
超理想は、中国、台湾、北朝鮮、韓国、ロシア、日本、アメリカが、みんな喧嘩しない国になることですよね。
だけど、これは現実としては無理です。(人類が進化して、1000年後とかは分かりませんが・・・。)
一般的に、お隣の国同士というのは、大体どこでも問題を抱えるものです。
国の引越しは出来ませんし、これは人間の性みたいなものです。現状、仕方ない。
では、次に考えられるのは、軍事的なバランスを保ちつつ、沖縄にある米軍基地を減らすこと。
例えば、日本が原子力潜水艦を大量に作って、15億人くらいを消せる核ミサイルを搭載して、東シナ海に潜ませるとか・・・。
敵の兵器を一気に無力化できる新兵器と航空機を大量に搭載した空母を、日本近海に並べるか・・・。
この近海で隣国との軍事的なバランスを保てるようになれば、別に沖縄に基地を置いておく必要性はありません。
アメリカ様のご意向なのか、予算の問題なのかは分かりませんが、そんなことを考えている国会議員は全くいないですね。
つまり、「アメリカさん、いつもご苦労様です。日本は日本人で守るんで、そろそろ帰ってもらいましょか?」と、私たち日本人が一致団結して腹を括らないと、何も変わらないってことです。
アメリカさんの立場としても、「日本人が自分で何とかすると思ってないんなら、危なっかしくて基地を撤退できまへんわ。」となるでしょう。
これが、復帰後50年経っても、沖縄の基地問題が解決しない根本原因なのではないかと思うんです。
つまり、日本国民および日本政府が、自分たちの国を自分たちで守ろうとしていない証拠なのではないでしょうか?
米軍が日本に居る問題と、沖縄に基地を置かなくてはならない問題を分けずに考えていると、なかなか問題の本質にたどり着けない。
そんなことを、ロシアに攻めいれられたウクライナのことを見ながら考えたのでした。
当然のことながら、自分の国の平和を自ら考え覚悟を決めることこそが、「現実的な平和」を導くんだと思います。
わざと「基地は賛成か反対か」とか「本土と沖縄のことを考えているか、どうか」というような「二項対立」で現象を論じることによって、問題の本質を考えさせないようにしているマスコミさんこそが、一番平和を望んでいない存在のような気がしてならないんですよね。
今回の珍言爆言
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基地問題は賛成か反対かよりも、どうすれば現実的な平和になるかを考えること。
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