陸軍中将であり「軍事の偉才」と称された石原莞爾の思想について、昭和15年の講演をベースに書かれている著作。
石原莞爾が述べる「最終戦争」とは、兵器が発達しすぎて、人類はもう戦争することが出来なくなるという事です。
人類が核兵器を持つことにより、全世界を巻き込む大きな戦争は事実上不可能に近い状態とも言えるので、ある意味鋭い洞察だと思います。
しかし、その後世界は一つになり、日本が天皇中心の社会(八紘一宇)を世界に知らしめ、先導してすべきという発想なのですが、この点は至ってません。
大東亜戦争で、日本がコテンパンにやられて、日本人の思想もほぼ変えられてしまいましたからね。
石原莞爾のような男が、戦前に政権に残っていたら、ひょっとしたら大東亜戦争の結末も変わっていたかも知れません。
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