コロナ騒動の渦中にも関わらず、密室空間での映画鑑賞、地元の景気に少しでも貢献しようと、やっと観たかった作品を観てきました。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災で発生した津波で全電源を喪失した福島第一原子力発電所の対応業務に従事していた作業員たちのドキュメンタリー的な内容。
正直、最初から最後まで見ていて、ずっと苦しかった&辛かったです。
普通、ヒーローものの映画であれば、困難があって、それを乗り越えて、成功を獲得するというパターンが多い。
ですが、この福島第一原発の現実は、困難(地震)、困難(津波)、困難(爆発)、困難(余震)、困難(爆発)、そしてすんでの所で首の皮一枚が繋がって、延々と続いていくであろう困難(復興)が暗示されて、五輪に繋げていくところで終わり。
(もっとグデグデだったはず?の当時の政権運営を批判をしても良かったと思いましたが、)イデオロギー的には、案外ナチュラルな表現だったような気が、個人的にはしました。
自然の力を侮らないこと、人間が慢心するといつかはしっぺ返しを受ける。
現場で体を張って頑張ってくれた作業員やその家族、地元の人々に感謝しかありません。
この事故があってから、我々は本当に謙虚な気持ちで、子孫に誇れるような行動をしてきているのだろうか?と改めて考えさせられる作品でした。
東日本大震災を体験していない若い世代の人に是非観て欲しい作品です。ただ、今はかなり辛いかも。体調を整えてから鑑賞してください。(なので、オススメ度★4つにしています。)
映画『Fukushima 50』(フクシマフィフティ)予告編
原作は、門田隆将先生の『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』です。こちらの方が、より詳細が描かれていて、こちらもオススメです。
↓応援クリックして頂けると励みになります。ありがとうございます。↓
↓はてなIDがなくても拍手して頂けます!コメントもOKです。↓