先日も、メルマガの読者の方が悩んでおられまして、少しアドバイスをしたのですが、この方だけでなくて、どうも「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」の捉え方を誤っている人が多いなぁということに気づきました。
今回受けた悩みは、「ポジティブ方向になるけど、些細なことでネガティブ方向に行ってしまう。」
もう少し具体的に表現すると「他人からみれば、本当に些細な小さな事で、自分は落ち込んでしまう。挨拶しても返事がなかっただけ悪い方向に考えてしまう」とのことでした。
どうも、「ポジティブ思考=善 VS ネガティブ思考=悪」あるいは、「ポジティブ思考=プラス VS ネガティブ思考=マイナス」という認識をされている方が多いのではないでしょうか?
この考え方を全否定する訳ではないのですが、これでは、どんどん落ち込んでしまう人が多いのではないか?と悩みから解放されないと思い、今回は私の解釈について、少し解説してみたいと思います。
まず、常にかつ完全に「善」という人間は、この世に存在していません。
お釈迦さんも、キリストさんも、人間の「悪」とか「マイナス面」と対峙することによって、偉大な思想を作り上げたくらいですから。
まず大切なのは、人の気持ちには、「ポジティブな時」もあるし、「ネガティブな時」もあるということ。
私も、松岡修造の弟子か?といわれるくらい超「ポジティブ」人間ですが、調子悪い時もある訳です。
「あぁ、今日は何やっても調子悪いなぁ」と、ブラック修造みたいな時もあるんです。
(「ブラック修造」とは、ネガティブな松岡修造キャラです。私の創造したキャラです。細かい所はあんまり気にしないでください。)
そういう時は、「今は調子が悪く感じるから、事故とか怪我に普段より注意すべき時なのかも知れない。ちょっと休憩しよう」と考えるのが正解です。
先ほどのお悩みでいうと「挨拶しても返事がなかった」のは、「あの方が何かしていて気づかなかったのかも、それか今日は気分が悪かったのかも、だったら様子をもっと見てから声をかけよう」とか「単に私の声が聞こえなかったのかも知れない、今度はよく聞こえるように顔を見て挨拶をしよう」と、考えることが大切なのです。
この考え方は、一旦「ネガティブ思考」になって、一呼吸置いてから、状況を違う側面から見直す「ポジティブ思考」に変えています。
ですから、最初に「ネガティブ思考」であっても何ら問題ありません。
大切なのは、一呼吸置いて、別の観点で見直すこと。
この時に、できるだけ「ポジティブ」に捉えること(物事を別の側面から見ること)が大事なんです。
それともう一点、「ポジティブでないといけない、ポジティブでないといけない」という強迫観念の人も多い。
何か「ポジティブ原理主義」みたいに、「ポジティブ」でないと何もできない。
「ネガティブ」だから、何もできない。
と思考停止の状態になっている人も多くいらっしゃいますね。
「ネガティブ」な時は、STOPするのではなくて、自分のペースを見直す時だということです。
止まるのではなく、スピードダウンです。
スピードを抑えて、ゆっくり進めば、注意深く観察して進むことができます。
そう、大切なことは、遅くても良いから「進むこと」なんです。
自分が心地よく進めるペース(マイペース)を自覚してから、進むということです。
「ポジティブ」=高速スピード
「ネガティブ」=低速スポード
「思考停止・成長停止」=STOP
こんな感じでしょうか?
そうですよ、高速で進んでいるからといって、悩みはなくなる訳ではないですし、注意しなくて良い訳でもありません。
何回も言いますが、大切なことは、遅くても良いから進むこと。
「マイペース」を自覚することができれば、スピードアップすることもできます。
また、進んでいれば(行動していれば)、いつかスピードに加速がついて、早くなっていくんです。
今回は、「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」について、考えてみました。
私の解釈ですが、理解してもらえたかなぁ?
今回の珍言爆言
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遅くても進んでいれば、やがて加速していく
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