「相手の立場に立って考えてみよう」というようなことを、私もよく言います。
何事にも、その人の立場立場というのがありますので、自分だけことを考えているだけでは、物事の本質も掴めないですし、無理に自分の意見を推し進めようとすると、争いごとが発生したりします。
ですので、私も「相手の立場に立って考えてみよう」という意見には、基本的には賛成しています。
しかしですね、最近世界の各地で発生しているテロ事件を見ていると、「相手の立場に立って考える」ことがいかに難しいことなのかということを思い知らされて、本当に愕然としているんです。
テロリストの立場に立って考えてみたことはありますか?
一体、どうしたら、テロを起こして、自分や仲間の命を捨ててまでも、誰かを傷つける形で何かをしないといけないのか?と考えると、答えが見つからないんです。
そもそも「テロリスト」という言葉を聞いただけで、「テロリスト?怖い怖い!」と思考停止する人が多いのも事実ですから。
私が考えるには、恐らく、どうしようもなく何かに「虐げられた」場合、やむえず、自分の命を投げ打ってでも行動をしないといけなくなっているのだと想像しています。
というのも、「虐げられた」ことの無い人は、「虐げられている」人の気持ちって、なかなか分からない。
というか、ほとんど分かりません。(だから、想像するしか無いんですが・・・・)
テロ行為というのは、卑劣で当然認められた行為ではありませんが、現実に「死んででも」アクションをしないといけないと考える人がいる。
では、一体、そこのギャップを埋めるにはどうしたらいいのか?ということを、「虐げられた」ことの無い側も考えないといけないのでは無いか?と思うわけです。
「テロは許せない」
「テロを企てる奴はひっ捕らえろ!」
「今こそ愛が必要だ」
こういうスローガンは、間違えでは無いですし、今だからこそ大切なことだと思うのですが、恐らくテロリストには響かないんだろうなぁ、と暗澹たる思いで気分が晴れません。
だって、これらのスローガンって、本当に「相手の立場に立って考えた」ことでは無いですからね・・・。
自分の民族が地理的に分断されて、思想的にも経済的にも異質な世界に支配されたとしたら?
このままでいたら、自分の文化や家族がみんな滅んでしまうと本気で感じたら、人間はどういう行動をするのか?
それを避けるには、どういう解決策があって、異なる世界に住んでいる人間同士が、どこまで歩み寄れるのか?
なかなか「相手の立場に立って考える」ことって難しいことだと痛感しています。
思考停止せずに、深く本質を考えていくことだけは、これからも続けていこうと思っているんですが・・・。
今回の珍言爆言
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どこまで歩み寄れるのか?話し合ってみませんか?
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