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【コラム】無防備な選手に背後からタックルをさせる方法

無防備な選手に背後からタックルをさせる方法

日大のアメリカンフットボールの暴行事件、ゴタゴタしてますねぇ・・・・。

 

 

 

この事件については、日々報道されているでしょうから、細かい分析はそちらにお任せするとして、私はこの報道を見ていて、ふとあることを思い出してしまいました。

 

 

 

それは、「ミルグラム実験」という心理学の実験です。

無防備な選手に背後からタックルをさせる方法

 

ミルグラム実験」については、こちら(Wikipediaで確認してください。

ミルグラム実験 - Wikipedia

 

 

 

この実験は、実験の方法が少し残虐な点も有名ですが、閉鎖的な状況における権威者の指示に従う人間の心理状況を把握した実験として有名です。

 

 

 

実験の内容ですが、簡単にまとめると、教師役の被験者が、生徒役の被験者(実はサクラ)に、問題に不正解する度に電気ショックの負荷を大きくしていくというもので、教師役の被験者が、どの段階まで電気ショックを大きくすることができるのか?というかなり過激な心理実験です。

 

 

 

実際の実験では、生徒役の人が、サクラとして演技をしているのですが、教師役の人は、ある条件が揃うと最大の電圧まで実験を続けてしまうという衝撃の結果が出ました。(つまり、殺人をしてしまうということです。)

 

 

 

このある条件というのは、権威のある博士らしき男」が、「続けてください」とか「これは続行しなくてはなりません」と進言を与えることです。

 

 

 

つまり、何かの「権威」が背景にあれば、一般の庶民でも、人を殺してしまう可能性のある電気ショックのスイッチを押すことができる。(ということが実験から分かりました。)

 

 

 

さて、日大アメフトの違反タックルの件ですが、このミルグラム実験と同じ条件で行われたという訳だという証拠はありません。

 

 

 

けど、私は、あのタックルの映像を見て、この実験のこと、この実験からわかった人間の心理について思い出しました。

 

 

 

「あぁ、これはタックルをした選手が、自分で考えて、こんな危険なことをしたのではなくて、何かの『権威』が、彼をそうさせたんだなぁ」と・・・。

 

 

 

タックルをした選手も、スポーツ選手なので、自分がボールを持っていない時にタックルされたら、危険だし、ルール違反だし、しかも痛いのを知ってます。

 

 

 

そう考えたら、アメフト部の権力を持っている人が「進言」するしか、相手にタックルする方法はないことになります。

 

 

 

この違反タックル事件については、日々進展しているので、今後、闇の部分が明らかになっていくことに期待しましょう。

 

 

 

さて、本当に注意しないといけないのは、我々も普段の生活の中で、「権威」の影響で、自覚せずに、しかも心の痛みもなく、「悪いこと」もしてしまうことがあるということです。

 

 

 

冷静に考えたら、人間としてしてはいけないことでも、何かの「お墨付き」があれば、やってしまうことがあるというのが「人間」ということです。

 

 

 

このことを忘れてはいけません。

 

 

 

もちろん、そういう状況に陥らないようにするのが第一ですが、仮にそういう状況になった時に、どうすれば良いのか?シミュレーションする必要もあります。

 

 

 

かといって、私が日大のアメフト部のこの選手だった場合、「権威」から指示があった時に無視できるのか?というと、かなり難しいかも知れません。

 

 

 

本当にこんな指導者から指導を受けていた選手が、気の毒で仕方ありません。

無防備な選手に背後からタックルをさせる方法

 

今回の珍言爆言

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人はお墨付きがあれば極悪にもなれる

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