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【コラム】暦の上では・・・という間違い(二十四節気と太陰暦と太陽暦と季節感のこと)

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(参照:www.nipic.comより)

 

長い間、「あれ、やらないとあかんなぁ」と心の片隅に引っかかっていることってありませんか?
 


「いつかやろう!」そう思い続けて、はや何年も経過してしまって・・・



「もう誰も何も言わないから、なかったことにしようか?」

「いやいや、それじゃ自分が納得できない」

 

そういう心の葛藤を持ち続けている人って、案外多いのではないかなぁと思います。



私はと言うと・・・私のメルマガを昔から読んで頂いている方なら、お気付きかもしれませんが、そう!あの太陽暦太陰暦の話!



あれの結論はどうなったんだ?と、思い続けている方・・・あんまりいないか・・・(笑)



しかし、私は、ずっと「早く、やらな!」と思い続けていました。



と言う訳で、今回は、あのメルマガの続編!



なんと、2012年3月4日のメルマガの続編をしたいと思います。(ドドーン!)



7年も放置していたのか・・・ゴメンなさい!



ほとんどの方は、そのメルマガの内容も覚えてないでしょうし、それ以降にお付き合い頂いている方もいらっしゃると思いますので、今一度、当時の内容を復習します。



=====(2012年3月4日のメルマガの記事)=====

日本の暦が、現在のような太陽暦になったのは、明治6年(1873年)のことです。

明治5年(1872年)11月9日(この時は、まだ天保暦と呼ばれる太陰暦)に突然、政府が太陽暦導入を発布しました。

「えっと、来る12月3日を、太陽暦の1月1日にしまーす!」(by政府)

というわけで、明治5年(1872年)12月2日の次の日は、明治6年1873年)1月1日になりました。

あまりにも突然の変更に、国民の生活は混乱したらしいです。

「このカレンダーどうすんの?」「正月はいつしたらええん?」みたいな感じでしょうか。

 

福沢諭吉の「改暦弁」には、混乱の様子が書かれているとのこと。(「改暦弁」の現物がほとんど残ってなく、その後の写本による。)

政府の考えとしては、欧米とビジネスするのにやりやすくするのと、太陰暦だったら13ヶ月ある年(うるう月)があるので月給を1ヶ月多く払いたくないというのが主な理由でした。

実際、日本国民の生活や習慣は、太陰暦(旧暦)に沿っていたみたいで、正月の祭事は新暦の1月末頃って感じで行なっていたようです。今の中国やアジアの多くの国みたいですね。カレンダーは太陽暦使うけど、生活は旧暦に合わせるって感じだと想像します。

さて、初めは旧暦で動いていた日本の生活風習が、いつ頃、新暦の方に合わせていくようになったのか?新暦の方が季節感なくておかしいにもかかわらず。

実は、ここを私も知りたい。

続きは、次の閏年までに!きっと!たぶん!

=====(2012年3月4日のメルマガの記事)ここまで=====

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(参照:www.huitu.comより)


続きは、次の閏年どころか、7年も経過してしました・・・。

本当に申し訳ございませんでした。



それで、色々調べたのですが、2012年3月4日の記事について、当時お伝えしたことに、少し間違いがあります。



前半部分の暦の移行については、これで間違えてないのですが、後半部分の「初めは旧暦で動いていた日本の生活風習が、いつ頃、新暦の方に合わせていくようになったのか?新暦の方が季節感なくておかしいにもかかわらず。」ここが少し間違っているんです。



立春立夏立秋立冬になると、テレビなどで「暦の上では・・・」と言われますが、実際の体で感じている季節は、「なんか一ヶ月くらいずれているよな」と感じますよね。



だから、昔使われていた「太陰暦」の時代は、季節感が暦と一致していて、今採用している「太陽暦」は季節感が合わないんだ、と思っていた訳です。



しかし、「立春立夏冬至夏至啓蟄・大雪・・・」などの区分け方法は、「二十四節気(にじゅうしせっき)」と言われる分け方(区分法)です。



これは、太陽の位置から決められます。



例えば、太陽が一番短く出ている日を「冬至」長く出ている日を「夏至」とするのです。



そのあとは自動的に分けられます。(詳しくは、Wikipediaを見てね)

ja.wikipedia.org




この「二十四節気」は、農業をする上で便利なんです。



農業は、お天道様と関係あるので、条件が揃っていた方が良い。



なのに、なぜ「立春」は、大体一番寒い時期なのか?(「春になる」と言いながら、2月の一番寒い時期なのか?)



実は、この「二十四節気」、中国の黄河中流域の季節感で作られているんですね。
(殷の時代、黄河中流域で生まれたと言われています。)



だから、日本の季節感と合わなくなっているんです。



つまり、二十四節気」の区分の言葉と、日本の季節感は、太陰暦でも太陽暦でも、ずっと合ってなかった訳なんですよ。



採用していた暦と季節感は、実は全く関係なかったんですね。ありゃりゃ・・・。



はい、スッキリ!



やっと宿題終わったって感じ!(おめでとう!)



という訳で、テレビなどメディアで「暦の上では・・・」という場合の多くは勘違いで、正確には二十四節気では・・・」と言わなければならないのです。



ちなみに今回の内容、こちらのサイトから知恵を拝借しました。

ありがとうございます。


参照1:「見るだけで賢くなる理科の話 太陽暦太陰暦


太陽暦と太陰暦


参照2:暦と天文の雑学「なぜずれる? 二十四節気と季節感」


今回の珍言爆言
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
長年胸につっかえていることを片付けよう
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

 

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