日本に帰ってきた時にニュースを見ていると、何やら日本に作るカジノ場に入場料を設けるとか、そんなニュースが流れてました。
ちょうど先日もカジノの話をしたので、まぁ、ついでってことで、少し感じたことを。
「カジノに入場料って、一体何のためにカジノをするのか理解しているのでしょうか？」ということです。
ギャンブル依存症を予防する為にという（表向きの）理由みたいなのですが、ギャンブル依存する人は、入場料あっても、ギャンブルしますよね！（コソッと本音）
以前にも説明しましたが、ギャンブルっていうのは、富の再分配をゲームで決めるだけですので、新たな富は創造されません。
ギャンブルに参加する人が、100人いて、全員で合計100の掛け金を掛けたとします。
それを運営者（胴元）が、例えば50取って、残りの50を参加者にバランスを変えて再分配する感じです。
だから、参加者（ギャンブラー）のうちの少数は、30とか、10とかゲット（大当たり）するのですが、大半の人は0とかになってしまって、終わりってことですね。
はい、まぁ、娯楽ですから、参加者（ギャンブラー）は楽しめたら良いのですが、全体の富の量としては再分配されているだけです。
もちろん、運営者が取った分から、設備（ギャンブルの機械や建物など）に投資しますので、その分の価値は多少「創造」されますが・・・。
けど、本当の意味で、「カジノ運営で儲けよう」とするのであれば、ギャンブルをする人を海外から呼んできて、日本のカジノでお金を落としてもらわないといけない訳です。
それで、何で入場料取る訳？
カジノをやろうとする参加者（ギャンブラー）にとってみたら、わざわざ入場料まで払って日本のカジノに行きたいか？
そんな面倒なことをするより、入場料無料のカジノに行くでしょう？ってことが、まず一点。
それともう一点、資金洗浄（マネーロンダリング）の点からも、日本のカジノはメリットあるのか？ということです。
実は、カジノ運営者にとってありがたいのは、少額で遊ぶ人でもなく、ホテルに泊まる人でもなく、高額で遊んでくれる参加者（ギャンブラー）なんですね。
高額で遊ぶということは、大きく負ける（つまり、運営者は儲かる）からですね。
その高額で遊ぶ人の裏の目的は、ちょっとやばいお金（犯罪などで得たお金）を綺麗にすることです。
はい、これは仮の話ですよ。あくまでも、こんなことがあったら面白いなぁってことで読んでください。
ある大泥棒が、盗んだ１億円でカジノをします。
その大泥棒とカジノ場は、裏で繋がっています。
１億円ギャンブルで全て負けます。
その後、もう一度、大泥棒が1万円からギャンブルを始めて、結果9900万円まで勝ちます。
はい、これで、盗んだ１億円とお札の番号が違う9900万円が手に入ります。
100万円は損しますが、手数料と考えれば安いものです。
まぁ、こういうのが、資金洗浄っていうやつですね。（このパターンだけではないですけど）
さて、ここに仮に犯罪などで手に入れた「アメリカドル」を資金洗浄をしたい人がいるとします。
その人が、日本に行って、入場料払って、日本円に換金してカジノをするのか？ってことですね。（日本円に換金した段階で、犯罪がバレるでしょう！）
「資金洗浄」としてのカジノの役割を、日本のカジノにも担わせるのか？
この点を、議論しないと・・・・え？裏では当然しているのかな？
そういう大事な部分を置いて、「入場料」のことを議論しても、あんまり意味ないんですけどね。
日本にカジノを誘致する話は、どこか大事な部分が隠されているのでは？ということを、今回指摘してみました。
統合型リゾート(IR)とか、なんか綺麗な言葉で惑わされないように、ニュースの本質を見極めないといけません。
今回は、マネーリテラシーとメディアリテラシーに絡んだ話でした。
う～ん、闇は深いわ。
今回の珍言爆言
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枝葉から森全体を判断しよう！
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imakokowoikiru.hatenablog.com
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