先日、またもやご相談を受けました。
「私は、過剰に反応して心に余裕がなくなる時ある。 ビビってしまって動けなくなる時があって、 どうしたら良いか悩んでいる。」とのことでした。
まず、なぜ「ビビるか?」ってことですね。
それは「身を守るため」です。
人間も哺乳動物ですので、 他の動物に捕獲されて食べられる可能性がありました。( 今はほとんどその危険性はないですけど)
なので、他の動物に捕獲されそうになった場合は、 一瞬で敵か味方を判断して、 敵であれば一目散に逃げないといけません。
その時に脳にいろいろ物質が分泌される訳ですね。
これが「恐怖」と認識されて「ビビる」んです。(もちろん、 実際に本当の敵に出くわした時は「恐怖」という感情さえ感じず、 とりあえず逃げるんですが・・)
なので、「ビビった」時は、「逃げる」のが正解です。あるいは、 「安全に感じる所に止まる・移動する」のが正解です。
はい、以上です!
え? けど、それじゃ日常生活に支障をきたす?
そうなんですよね・・・・人間っていう動物は厄介なもので、 大脳が発達しすぎて、本来動物として必要な「本能」 の部分を様々な解釈をするようになって、 別の障害を産んでしまうんです。
さて、それではどうしたら良いか?
まず、何に対して、過剰に反応してしまうのか?これが分かれば、 いくぶん対処がしやすくなります。
例えば、ある場所に行ったり、 ある似ている状況に遭遇する時だけ「パニック」 になるのであれば、それを避ける方法、あるいは、 それに慣れる方法を考えれば、手は打てます。
しかし、問題なのは、過剰に反応してしまう条件が、 特定できなかったり、ものすごく多岐にわたる場合です。
こういう場合は、引きこもりになって刺激を遮断するか、 脳の別の「癖」である「錯覚」を利用するしかないんですね。
はい、引きこもりが良い人は、それが手っ取り早いので、 その方法でも良いでしょう。(個人的にはオススメしませんが・・ ・)
「錯覚」を選んだ人、はい、これが「人をジャガイモに思うこと」 なのですが、自分以外の人間を、全てジャガイモに「錯覚」 して人生を送ろうということです。
アダルトビデオ(AV)を観ても、ジャガイモ同士が「あん、 あん」やっていても、興奮しなくなってしまいます。(笑)
う~ん、困りましたね。しかし、これで「パニック障害」 が治るのであれば、それも良しかも知れません。
「旦那はん、わがままですね。」 はい、それは「わがまま」 ということです。
もしそんなに「わがまま」を通したいのであれば、そもそも「 日常生活」自体を、他人に合わすのではなく、 もっとわがままな人生を送れば、問題ありませんよ。
自分が本来やりたくない「他の人を同じ常識的な生活」 を送らないと「人間失格」と思い込んでいることが、 自分を苦しめて「パニック」 にさせているのかも知れませんからね。